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2013年8月5日月曜日

坂本竜馬の500円玉があるのだ。

●導入
今回はこんな写真ばっかりです。

みんな、お金使ってる?


銀行に預金してるよ!ってひともいれば、
使える量が少ないなんて嘆いている人もいるけど、

やっぱり気になるのは、お金の絵柄だよね。

外国の貨幣なんかには人物が描かれていることが多いけど、

日本の偉人は紙幣のみに活動を限定している気がする。


日本では硬貨に肖像画が使われない!

それはなぜか?

日本人の気質が、偉人を手垢にまみれさせることをよく思わなかったのである。
そこで日本の貨幣は花柄などを使うようになったらしい。


しかし、時代が変わり、日本にも肖像画の描かれている貨幣が登場したのだ!

え、誰って?
坂本龍馬、大隈重信、双葉山、伊達政宗、白瀬矗……

え、うそをいうんじゃない?
最後の人だれって?





●なぜ今、龍馬なのか?

えっ、500円玉って桐の花が書いてあるよね
知らないうちに変わってることはないだろとお思いのみなさん。

至極まっとうですが、
日本には一般に流通している硬貨とは別に記念貨幣というものがあるのです。

あぁ、そういえばそんなものあったなぁ
東京オリンピックのときに手に入れたっけなんて思い出しているかもしれません

記念貨幣は国家レベルの大きな行事があった時に発行されるようになっているのです。

じゃあなんで、龍馬の記念貨幣が出るの?
龍馬の記念貨幣(500円)は2010年7月発行だから

NHKの大河ドラマ龍馬伝(2010年1~11月放送)に合わせたのか!

だとしたら、平清盛とか篤姫とか新島八重の記念貨幣も出てないとおかしいぞ

なぜ龍馬は記念貨幣になったのか





●実はシリーズ物だった記念貨幣

財務省の記念貨幣のページをみてみると、
今まで発行された記念貨幣が写真付きで見られるが、ひとつおかしいことがある。
龍馬の記念貨幣が見当たらないのだ!

それもそのはず、龍馬の記念貨幣の記念貨幣は通常の記念貨幣とは趣旨が違うのだ。
ページを下へスクロールすると「地方自治法施行60周年記念貨幣」のみ別個にページが用意されている。
龍馬の記念貨幣はこの 「地方自治法施行60周年記念貨幣」 のひとつなのである。


実はこの 「地方自治法施行60周年記念貨幣」の発行は

今までの記念貨幣の概念を覆す大プロジェクトである。
なんてったって規模が違う。

全国47都道府県をモチーフにした硬貨を8年間(2008~2016)かけて作るのだ。




こうして龍馬は高知県の記念貨幣(額面は500円と1000円がある)として、
日本で始めて実在の人物が硬貨になったわけである。




●まだある 地方自治法施行60周年記念貨幣



決して龍馬とは同じ写真ではない大隈重信

高知県があるなら他の県のもあるはず。
肖像画が使われているのはほかに
大隈重信(佐賀県)、双葉山(大分県・1000円のみ)
白瀬矗(秋田県)、伊達政宗(宮城県・1000円のみ)などが存在する。


ご当地を代表するそうそうたるメンバーのはずだが、

白瀬矗のみピンと来ない。


調べてみると、白瀬は南極を探検した人とのこと。

そういえば南極観測船「しらせ」は結構有名じゃないのか


また今後発行予定のものに、桃太郎(岡山県・1000円のみ)なんてのもいる。
犬・猿・雉もちゃんとお供をしてるという。


肖像画以外にも風景や地域の名産品がモチーフとして使われているが、
なかにはこんなものもある。



恐竜(福井県)とビワコオオナマズとニゴロブナ(滋賀県)である。

もっと他に何かあったのではないかという気もしなくもない。

ほかにも以下のような記念貨幣があるのだが、

青森県 三内丸山遺跡と土偶
島根県 銅鐸とその文様・絵画
大分県 臼杵磨崖仏  
宮崎県 宮崎県庁本館

確かに文化財としては価値が高いが、果たしてその県を代表するものがそれでいいのか……


●まとめ
アメリカでは50の州をモチーフとした25セント硬貨を10年かけて(1999~2008)
発行していたが、こちらは1種類につき5~10億枚程度もの数が作られているので、
広く国民に知られている。(そもそも記念貨幣ではない)

それに対して日本の 「地方自治法施行60周年記念貨幣」は1種類につき200万枚程度しか
発行されないのだ(通常の500円玉は年間数億枚作られている)

なんだか勿体無い気がするのは私だけだろうか。

せっかく47都道府県の記念貨幣をつくるのだから、
もっとたくさんつくって、どんどん流通させればいいと思うんだけどな。





2013年4月19日金曜日

すごろく小説に明日はあるか (前編)

すごろくのイメージ(フリー素材)
予測変換機能というものがある。
これから何を入力するか、予測して、提案をしてくれるのである。

これは使えそうだ。予測変換を使って、小説を書いたりしたら面白いのではないか。


◯ルールを作る

ひらがな50音表(フリー素材)
さて、予測変換を使って小説を書く前に細かいルールをつくっておこう。
例えば、今、わたしが「る」の文字を入力したら、候補の一番上に「ルール」が出てくるはずだ。
予測変換は、辞書と入力履歴から作られるらしいので、
これをなんとかランダムに引き出すことが出来ないか。

そこで登場するのが、サイコロと50音表である。

なぜそうなったかは省略するとしてルールは以下のとおり
1 50音表をすごろくに見立てサイコロを振り、「あ」から「お」「こ」から「か」という順にコマを進める
2 止まったマスでもう一度サイコロを振り、出た目だけ変換順位を下げて、その語句を取り出す
  (つまり、予測に「山・山田・野菜・山梨・屋」と出ている時「3」を出したら3番目の「野菜」を使用)
3 1と2を繰り返し「ん」のマスに止まったら終わりとする。(んを通り過ぎたらもう1周)
4 最終的に出たきた単語を使用して小説を作る。

と、まぁこんなかんじで。
濁点や半濁点は同じ文字が偶数回出てきた時につけることとして、
不具合が出てきたらその都度調整すればいいので、まぁぼちぼちやってみますか。


◯実践

1文字目

サイコロを振る。「5」だ。
「あ」をふりだしにして、い、う、え、お、か。「か」でとまる。

再びサイコロを振る。「1」だ。
予測変換は『から』である。よく使いそうな単語であるからここに出てきたのか。

2文字目

サイコロは6と1 予測変換は「と」である。名詞と助詞の区別をつけたほうがいいのかもしれない。

3文字目

サイコロは3と6 予測変換は「ちょっとそれはさすがに乱暴すぎるだろ」である。
なにが乱暴なのかさっぱり分からないが。これはもしかすると、入力履歴から出た言葉ではないか
だとすると、私が会話している、彼(もしくは彼女)が乱雑な人間だとバレてしまうではないか。
ちょっとそれはさすがに乱暴すぎるだろ。
乱暴のイメージ(フリー素材・〈リンク〉)
4文字目

サイコロは1と2 予測変換は「高さで言うと」である。
はてそれは、スカイツリーか自由の女神か、どれくらい大きいのかは分からない。
もしくは気温か何かを指すのかも。エジプトの気温とかのことを。
え、エジプトの気温ってどれくらいって?高さで言うと、21℃(本記事執筆時)

エジプトのイメージ(フリー素材・写真はマヤ遺跡)
5文字目

サイコロは6と5 このサイコロ重心がずれているのではないかとそろそろ疑い始める。
予測変換は「法律で禁止されている行為のはずだが」である。
まずい。これはまずい。「乱暴」がさっき出たばかりなのに。
予測変換君は、何を言っているんだ。
まずい。非常にまずい。これは「あれ」をしなければならなくなる。
まぁ、「あれ」は法律で禁止されている行為のはずだがなんとかなるだろう。

6文字目以降は後半へ続く。

すごろく小説に明日はあるか (後編)

前編はこちら


6文字目

サイコロは4と5 予測変換は「ミスド」
やっと普通の言葉が出てきてくれて一安心である。
ちなみにミスドはTwitterの返しがすばらしいらしい。(ぼんやりとした情報)

ミスドのドーナツ(ミスドの権利者ならばフリー素材として使っていただいても構いません)
7文字目

サイコロは3と1 予測変換は「夢です」
「猿が回転しながら町中を走る。これが今朝のわたしの夢です」
「将来、ノーベル賞と国民栄誉賞と日本アカデミー賞を取ることがわたしの夢です」
どちらのパターンだろうか?

8文字目

サイコロは3と4 予測変換は「歴史」
人類の歴史は常に失敗の連続であった。しかし、学んだことも大きかった。
ちなみにミスドは今年で42年目で、Twitterの担当者は32歳独身のドーもナツ美さんだそう。
上の3行には何の関連もない。

歴史の教科書に出てきそうな写真(フリー素材・前編にも登場)


9文字目
サイコロは6と1 
まさかの1周めで「ん」に止まってしまう。
こちらとしては4~5周くらいして、早く「ん」に止まらないとやばいぞ!っていう展開になる
というつもりでいたのだが、出てしまったものはどうすることも出来ないので、
とりあえず小説(といえるものが出来るかどうかは不明)作りに入りたいと思う。


◯小説化する

今まで出た言葉は以下のとおり
・から
・と
・ちょっとそれはさすがに乱暴すぎるだろ
・高さで言うと、
・法律で禁止されている行為のはずだが
・ミスド
・夢です
・歴史


これらを使って文章を作ればいいわけだが、なにぶん自由度が高すぎる。
50個くらい言葉が集まる予定だったので、予想外の展開である。
まぁ、とりあえず文章をつくってみましょう。







という訳で完成したのが以下のものである。

A氏は僕のことを見つけると、コソコソをこちらへやってきてニヤニヤした
その顔を近づけながら耳打ちをしてきた。「ミスドからCMに出てくれって電話があったんだ」
僕は驚いた。彼に妄想癖があることは知っていたが、ここまで酷いのは見たことがなかった。
「ちょっとそれはさすがに乱暴すぎるだろ」僕はけものを見る目で彼に言い放った。
彼は途端顔をしかめ「いや、本当だ」と口から泡を飛ばして言い返す。
僕もすこしいらついて「夢と現実を取り違えるな。夢ですって自分でいってるようなデタラメを誰が信じるか」そういって、元いた席をたった。「今までの歴史が君みたいな一般をCMに起用する会社なんてないってことを証明しているわけだ。じゃあ君はあれでもやってるかかね。法律で禁止されている行為のはずだが」少し熱くなってしまった自分に気づくと、僕はまた席に座った。
「いや、実はさ、おれ、10億円あたったんだよ。宝くじで。あまり言いたくなかったけど。その金でポンデリングを買い漁ってたら、オファーが来たってわけ」「10億円ってどれぐらいんだよ」「高さで言うと、10メートルぐらいになるかな。たぶん」僕はびっくりした。彼の妄想癖は今や治療しても無駄なレベルに達しているんだ。「おっ、悪い電話だ。すまんが、この話はまた後で」外へ出た彼が乗ったのはあのフェラーリで、運転手がついていた。僕は意識をシャットダウンし、どっきりカメラの札をもったA氏のことを見上げるばかりであった。


ところどころに言葉をちりばめてみたが、そもそも素人の文章なので読めたものではないし、
出てきた語句が少ないことがまず第一に問題である。
すごろく小説は再検討すべき。
そういうことになりそうだ。


◯まとめ
今回は「文体翻訳」につづく言葉遊びシリーズであるが、失敗に終わってしまった。
みなさんも「すごろく小説」を一度試してみてはみないだろうか。
そして、いい作品が出来たら見せていただきたい。
そこにこそ「すごろく小説」の本当の意味が隠されているだろうと思う。