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2013年2月12日火曜日

懐かしの飲み物「パレード」ふたたび 後編

◯「パレード」を求めて その2

さて、お台場で「パレード」を手に入れた私だったが、
それ以来出会うことはなかった。
そもそも、情報量が少ないのである。
なんてったって「パレード 飲み物」で検索して、トップに出てくるのがこのブログというありさま。

しかし、パレードをインターネット上で買うことはできる。
広島の宝積飲料版がAmazonなどに流れているのだ。
ただ、購入するには1パック単位で注文しないといけない。

買おうか、買うまいか、悩む日々であった。


話は変わるが、大阪・道頓堀にやってきた。

何年かぶりの道頓堀だが、すっかりきれいになった気がする。
道頓堀川をプールにするなんて話も出たぐらいだから、
きれいでなくては逆におかしいんだろうけど。



そこで出会った、黄色い自販機。
なかにはなんとパレードが。最もメジャーな宝積飲料版のミルクセーキである。



残念ながら、  宝積飲料版のパレードは瓶ではなく缶。
「復刻版」と銘打っているから、もともとは瓶だったんだろうけど、
やはり瓶で生産を続けるのは厳しいのか。 


裏には「パレード」ができた過程が。
なんと最初期には80社がパレードを生産していた模様。

味は昔ながらで甘めのミルクセーキ。
ミルクセーキといえば、Dydoが「復刻堂」ブランドで出していたことが記憶に新しいが、
それよりも甘さがきつく、舌に残る感じであった。


○まとめ
さて、パレードであるがインターネットで検索をかけると
製造をしているかもといえるのが以下七件。

城南鉱泉所(京都)・東北食産(仙台)・仁江 勇飲料(今治)
川崎飲料(川崎)・大川食品工業(大阪)・兵庫鉱泉所(兵庫)・中元本店(呉)

このうちいくつの会社が今も製造を続けているのであろうか。

今後とも、パレードを求めて情報収集に努めたい所存である。

春はネタの焼き直し祭りだ!

昨年夏の「没ネタ供養まつり」は記事1本を未公開のまま終えてしまったこと、
「パラレル地球儀2013年版」と銘打っておいて、更新記事が少ないこと、
申し訳ない気持ちでありますが、実際なかなか遠くに行けなくて困っている次第であります。

そこで今回は、
「春の焼き直しまつり」と称して、過去のネタを焼きなおしていきたいと思います。
いい記事をお届けできるようがんばりますので、よろしくお願いします。


〈 春の焼き直しまつり  記事一覧〉
1.懐かしの飲み物「パレード」ふたたび 前編 2月12日更新
2.懐かしの飲み物「パレード」ふたたび 後編 2月12日更新
3.検証!イタリア人は赤い車が好きなのか?  3月 9日更新
4.36年目のつくば万博に岡本太郎を見る    3月15日更新


懐かしの飲み物「パレード」ふたたび 前編


みなさんは「パレード」という飲み物をご存じだろうか。
以前にも記事内で紹介をしたが、今回は改めて紹介をしたい。



◯「パレード」って何?

パレードとは1965年に全国清涼飲料工業会が
全国の中小飲料会社から統一ブランドとして発売した飲料の名称である。

当時、日本には多くの小さな飲料会社があった。  
しかし、その多くは、 家族経営であったり、販売エリアが小さかったりしたために、
戦後本格的に進出した、コカコーラ社などの大手飲料メーカーなどには敵わなかった。
そこで、大手メーカーに対抗するために、
中小の飲料企業が同じブランドを使って製品を製造したのが統一ブランドである。

つまり、複数の会社が「パレード」の名称で異なる飲料を売っていたわけである。
しかし、パレードを製造していた会社も
もともとが家族経営であったり、 販売エリアが小さかったりしたために、  
今でも「パレード」を売り続けている会社は全国に数社を残すのみとなったのである。



◯「パレード」を求めて その1

さて、パレードについてはわかったが、
どこで飲むことができるのか。

話は変わるが、先日お台場へ行った。


お台場は良いところである。
スカイツリーも富士山も東京タワーも見える。


「台場一丁目商店街」というレトロチックなテーマパークもあって、
物珍しさから見て回っていたところ、外国人のお兄さんが、
ムーバーにまたがって自分のことを写真に撮っているのを見てしまった。

ちなみにまたがっていたのはウルトラマンだった。
Qちゃんは少し恥ずかしいのかもしれない。

「写真をお撮りしましょうか」と声をかけようと思ったが、
無理だった。外国人のお兄さんははしゃぎながらどこかへ行ってしまった。

私も帰ろうかな、と思った矢先である。
「パレード」を見つけたのだ。


写真右下、ファンタグレープのとなりに「パレード」が。
ついテンションが上がってしまい、
「これはパレードですか」と店員さんに尋ねてしまった。
はしゃぎすぎである。
この後ならきっと外国人のお兄さんに写真を撮ってあげることができただろう。


◯パレードを飲む 

さて、購入したのがこれ。
「New !! サワー」と書いてあるが、お気になさらず。
こういった瓶は再利用をして使われるのだが、瓶が足りなくなることも多々ある。
そういう時はどうするかというと、潰れた会社の瓶やほかのブランドの瓶を利用するのだ。
少々手荒かもしれないが、こういうことが身近なエコかもしれない。



今回のパレードは葛飾の水元飲料が製造。
王冠には無果汁の文字が。


実際に飲んでみると、甘いけれどべたべたしないすっきりとした感じがする。
たぶん「むかしのメロンソーダ」ってのはこれに近い。


こうなったら、やることはひとつ。
クリームソーダを作ってみました。
大変おいしゅうございました。


後編はパレード・ミルクセーキが登場します。 乞うご期待。 後半はこちらから




2013年2月5日火曜日

「文体翻訳」のすすめ

  今日は、「文体翻訳」の実験の日である。
世の中には様々な種類の文章があるが、なじみ深いものもあれば、縁遠いものもあろう。
それらを翻訳して、読みなれた文体に翻訳しようという試みを「文体翻訳」というのだ。

では、さっそくいってみよう。

●新聞→J‐POP

新聞とJ-POPの特徴は上記のとおり。
今回、翻訳をおこなう新聞には「読売新聞2011年9月3日号」を選定した。

記事は以下



~~~~~~~~~~~ 引用 ~~~~~~~~~~~

2020年五輪6都市立候補

国際オリンピック委員会(IOC)は2日、2020年夏季五輪招致で、東京、バグー(アゼルバイジャン)、ドーハ(カタール)、イスタンブール(トルコ)、マドリード、ローマの6都市が、1日の期限までに立候補を行ったと発表した。 
以下省略
  ~~~~~~~~~~引用 ここまで~~~~~~~~~




さて、この記事であるが、J-POPに翻訳するとしたらどうすればいいだろう。

まず、最初に考えるべきなのは「見出し」の扱いであろうか。
「見出し」はいわゆる主題なのだから、J-POP的にはサビの部分になるのでは。
いや、「見出し」はあくまでもタイトルなのだから、曲名が妥当だろう。
ということで、翻訳するとこうなる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  「2020年五輪6都市立候補」 作詞・作曲 読売新聞社

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

しかし、これではまだまだJ-POP要素が足りない。
もうちょっと情報を削ったり、あいまいにしたほうがよさそうだ。
まず、「2020年五輪」を「7年後の栄光」とでもして、
「6都市立候補」を「with ロクトシ」とでもしておこう。
東京くんがボーカルで、6人の仲間とバンドを組むのだ。

というわけで、タイトルは決まった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  「 7年後の栄光   with ロクトシ 」 作詞・作曲 読売新聞社

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


つづいて、歌詞のほうを決めていこう。

まず、「  国際オリンピック委員会(IOC)」だが、いわゆる相手方なので「あなた」と訳そう。
 「2日」は記事が書かれた時点で昨日のことにあたるわけだから「きのう」になる。
そして、  「2020年夏季五輪招致」であるが、これはタイトル通り「7年後の栄光」にすればよい。
 
どう処理をするか問題になってくるのは、
「東京、バグー(アゼルバイジャン)、ドーハ(カタール)、イスタンブール(トルコ)、マドリード、ローマ  」
全部入れるのは長いので、現在残っている「東京・イスタンブール・マドリード」に絞り込もう。
あとは、J-POP的な歌詞をてきとうに 散りばめればいいのだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  「 7年後の栄光   with ロクトシ 」 作詞・作曲 読売新聞社

僕は信じてる。 願いがかなうことを

7年後の栄光(ゆめ) かたちにするために

あなたのために 僕は何ができるの?

きのうのことは忘れないから 大丈夫さ

目を閉じ 一緒に歩き出そうよ

(サビ)

たとえ、マドリードで 「好きと」抱きしめても

たとえ、イスタンブールの夜景 一緒にみても

東京になるはずさ。

(※くりかえし)


心配しなくていいよ。僕がそばにいるから。

7年後の栄光(ゆめ)は ほら そこに

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これでたちまち J-POPである。





新聞から、J-POPへの翻訳は成功したわけだが、
よくよく考えてみると、文体翻訳は世の中にあふれている
たとえば、以下の例

●古典文学→現代文学 (芥川龍之介など)
●おとぎばなし→唱歌  (浦島太郎など)
●うそ→新聞(虚構新聞など)
●言い訳→心からのお詫び(記者会見など)

文学をケータイ小説に翻訳する試みもあるみたいである。

これはこまった。次は何を翻訳しようか。

そこで目を付けたのが憲法である。
以下は日本国憲法より引用。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これをケータイ小説風に翻訳してみることにする。

特徴はこのとおり。
まるで正反対である。

では、翻訳といこう。

まず、「 日本国民は」の部分。ケータイ小説のメインターゲットである女子高生は
はたして、自分たちのことを「日本国民」と呼ぶのだろうか。
ここは「うちら」とでもしておこう。

次は、「 正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、」の部分である。


その次には「 われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」というフレーズもある。


ここは思い切って、「ちゃんとしたくね」と翻訳しよう。

ここまでをまとめるとこうなる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

うちら、、ちゃんとしたくね?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ここまで書いたところで、
私はいままでケータイ小説を読んだことがなかったという事実に気付き、
手当たり次第に有名らしきケータイ小説をいくつか読んでみたのだが、
どこにも「  うちら、、ちゃんとしたくね?」
と書いていないことに気付いて筆を置く所存である。


●まとめ●

「引用」とはまったくもって便利である。

  (J-POP訳  君がいれば安心さ)

著作者は引用の拒否をできないどころか、

  (J-POP訳  「だめ」なんてことば 聞きたくないよ)

報道・批評・研究などに使われるのをみすみすと見過ごすほかないのである。

(J-POP訳 流れる窓辺を見つづける あなた 声も聞こえない夜)

また、「  筆を置く所存である。」も便利な言葉である。

(J-POP訳  君より気になる存在 Wow)
 
次回からは、こんなふざけたまねはやめようと思う

(J-POP訳  君に別れを告げるかも Ah~)



御清読ありがとうございました